『ワインと音と…。今宵の1杯、今宵の1枚』Vol.1

 

【20代の頃、ブルーノート・レコードのCDを聴きながら渋い赤ワイン浴びて育ったワインバーのおじさん店主が美味しいワインと耳に染み入る1枚のアルバムを紹介しますシリーズ】

☆今日のアルバム☆

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ホセ・ジェイムズ&ジェフ・レーヴ/フォー・オール・ウィ・ノウ

Jose James & Jef Neve / For All We Know


ホセ・ジェイムズ…この人の声、ほんと素晴らしいバリトン。

『暖かくて豊かでセンチメンタルでセクシー』

現在はR&B路線でめっちゃカッコいい音を作ってますけど、このアルバムが出た当時は新世代ジャズボーカルのスターということで多分有名人ですよね? あの椎名林檎ともデュエットしてますし、7.80年代のブラックミュージックが好きな方はチェックはマストです。自分はニコラ・コンテのアルバムに参加していた頃に初めて知りましたっけ…ですね。

そんなホセ・ジェイムズがベルギーの俊英ピアニスト、ジェフ・レーヴとの誠に美しいスタンダート曲だけのデュエット・アルバムを貴方のワインのお供にぜひ聴いてほしい。

ここでのジェフ・レーヴは見事にピアノを歌わせ、心を鷲掴みにしてくる歌声のホセと対等に掛け合ってうねり、さらにピアノのタッチは冴え渡る。そう、ありきたりなピアノ伴奏と歌のアルバムではない。

「ヴォーカルとピアノのデュエット」と言えば陳腐だが、こういう作品は余り出会ったことがない。

お互いの表現力を対峙させつつ見事に融合させて、あるときは感情的に、感傷的、叙情的、さらに時には軽快、快活で、エキサイティングな演奏なのだ。

時間が経つにつれて二人が醸し出す空気感に惚れ惚れし、自分が今どこにいて何をしているのか忘れてしまいそうなほどに引きずり込まれている事にハッと気付くのである。

聴き惚れて鼻をほじっていても気づきそうにない・・・。


☆今日のワイン☆

1982 コルトン・ルナルド/ ベルト・モレィ

1982 Corton - Renardes / Berthe Morey


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熟した古酒に身も心も委ね、深く息をつく…。

ホッとして、そっとしておきたい。

ワインと音楽とゆっくり進む時間、

誰かと一緒でも(妻?)、一人でも

喜びがあふれることがかつて多々あった。


このワインは5.6年前に購入しただろうか

さして有名な造り手でもなく、いや、Morey一族にこんな造り手いたかな?と。

1982年産ブルゴーニュの『明るい枯れ方』が好きでよく飲みたくなる。

かなり前から立てて保存しておき、前日、約26,7時間前に抜栓しておく。

さぁ、古酒が目覚めた。

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