新しいオモチャ その2 〜Zeiss Ikon Contax III A -Color Dial-〜
前回、ツァイスイコン フォクトレンダー ヴィテッサ500Lというフイルムカメラを手に入れてクラシックカメラに新しいワクワクを感じてる話を書かせてもらいましたが、
その続きがありましてヴィテッサ500Lでのフイルム撮影には限界があるなと早々に理解してしまい、さらには本格的な機体が欲しくなりまして…。
ああ、なんでかな、欲しいものがあると居ても立っても居られない性格。
ツァイスイコン コンタックス 3A を買ってまいました、ゲット!😆
外観傷なしサビなし、シャッター全速切れる、各リンクもスムース、ファインダーも見える、レンズも気になるほど汚れてない、そして露出計完動!
すこいぞ、60年前のカメラ!
かなり大事に手入れ保管されてたみたいです。
ただちょっと距離計のピントを合わせるための二重像が薄くて見ずらい。仕方ないけど…。
まあ、こんな状態の良い代物に出会えて満足です。なのて頑張ってピント合わせるしかない。
(その後二重像の修理は1.5〜2万円ぐらいで済むと見積り貰いました)
この3A、カラーダイヤルといってシャッター等のメモリがカラー表記になってる3A後期モデル。詳細ではないですが1955年頃に発売されたものだと思われます。
いわゆるライカ・コンタックス論争で知られる西ドイツ・カールツァイスのツァイス・イコン社がライカ社とのレンジファインダーカメラ開発合戦をがっぷり四つやり合ってた頃の機体。しかも最終モデル。
ただ1954年に発売されたライカM3のファインダーの見やすさと機体の扱いやすさにツァイス・イコンは敗北宣言?この機種を最後に一眼レフカメラの開発へ移行することになったそうな…。
そういえばガンダムにジオングは勝てなかったしな…。まあ、そんな歴史の詳しいことは知らんけど。
ただーし!
このレンズ
50mm f1.5 Sonnar
搭載!
通が俗に言う「イチゴゾナー」という名玉なんです。
ライカのどんなレンズにも勝るって誰かのネットに書き込みあったし。未だに論争やってんだな(笑)
やはりレンズあってのカールツァイス!でして、
レンジファインダーカメラという精密機器、一眼レフカメラという電子機器では撤退しましたが、光学機器というレンズ開発の分野は世界最高レベルなんてすよね。
どんな描写か楽しみ。
ということで、
遂に名機と名玉を手にした僕は気分はまるでカリスマ写真家ロバートキャパな訳です。(ロバートキャパの愛機はコンタックスII A だったそうです)
それではファーストロール。普通のフジカラー100。
かなり失敗しまくり千代子。
▼先ずはお店。
▼二俣川に新幹線見える場所あるんですよ。
▼手ブレですが夜でも明るいレンズです。
▼露出オーバー
▼早くファーストロールを終わらせたくて、何故か子供の頃のよく来た町田の薬師池公園へ
▼ピント合うとシャープ。構図にコントラストないので申し訳ない。
▼ピントどこ?(笑)
▼アンダー
といった感じで練習撮影。
正直、忙しいカメラ。
1枚撮るのにやることがいっぱい。素早くシャッターチャンスを逃さないために色々工夫が必要みたいです。
普通に考えて難しいカメラですよね。当時の人は操ってたのでしょうけど、便利さを追求された現代のカメラに慣れてしまうとてもとても最初は失敗だらけ。フイルムも巻き方慣れなくて27枚撮りのはずが24枚でシャッターダイヤル回せなくなってたし😂
ただ現代のプロのカメラマンがYou TubeでコンタックスIIAを初めて扱った時の事を語ってまして、その時かなり失敗作が多かったって言ってたので「プロでもそうなるよね」と安心しましたけど(笑)
ヴィテッサ500Lもそうですけど、手に取ったときの重厚感は最高です。
鉄の精密機器がズドンと手にありますのがたまらないです。
ダイヤルメモリが掘ってあるのを一つ見ても大量生産ではない、見事な造り。惚れ惚れします。
確かに面倒くさいカメラなんですけど、いちいちいろんなこと考えて設定して1枚1枚大切に撮影していくアナログな楽しみ。
そしてフイルムの現像があがってくるまでどんな写真が撮れているのかわからないドキドキ。
こんな楽しいオモチャを手に入れて大満足です。
次はモノクローム挑戦!!
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